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商品紹介
私ども柴又い志いには、大きく分けて二つの種類の商品があります。 お菓子とお漬物、甘と辛、あまから。
この店の長い歴史に根付いた、少し風変りではあるけれど、とても贅沢な他店にはない取り揃え。
あとは白米があれば、美味しいごちそうに。
一部季節で変わる商品もございますが、どれも自慢の長く愛されている商品です。
甘味
●久寿もち
昔ながらの製法で作り続けられている関東風のくずもち。
貯蔵や発酵には大きなスペースが必要で自然の微生物に力を借りた乳酸発酵食品。菓子であり発酵食品でもある和菓子でも珍しい存在。身近なようで難解、偉大。
あまりに特殊であるため他の菓子からの技術の応用がほとんど利きません。そのため長年の経験が必須。製造販売を行える店舗は都内では当店含め数件しか残っていません。
●寅¨焼き 各種
○あんこの寅¨ 一枚一枚銅製の一文字平鍋で手焼きする生地にたっぷりのあんこ。ここは葛飾柴又。江戸っ子好みの甘すぎずさっぱりキレよしが本望。寅さんが生きていたなら、言わしめたい「んまいねぇ!」
○さくらと寅¨ 桜の塩漬けが効いている桜あんの寅¨焼き。さくらと寅の仲はいわずもがな、生地のやさしい卵の風味に香る桜と良い塩梅の塩気が癖になります。
○フーテンのなま寅゛焼き 塩どら 酪どら さっぱり塩を効かせた塩どらは男味。大納言小豆の濃いあんこの味とコクある生クリームを塩で〆て。
あんことクリームの風味を両方味わえる繊細な酪どらは女子好み。こちらは北海道小豆とのコンビで生クリーム勝ちにバランスしてあります。
○アイスの寅¨ バニラと抹茶 2種 ハーゲンダッツアイスをはさんだどらやき。運が良ければ、一日に数回どら焼きの生地の実演をしているので、焼き立てのあつあつ生地に冷たいアイスを はさんで食べることができます。 ※食べ歩き限定
●あぶり和三盆米米ロール
和魂洋才、守破離。京都での老舗京菓子司修業時代の恩師から頂戴した言葉を胸に創作。
生まれも育ちも葛飾柴又。私のバックボーン「柴又」を菓子の上に表現。かつて葛西米の産地であった柴又には団子やせんべいといった形で米を使った名物が残ります。その米を用いて、カステラの技法をもって生地を。国産純生クリームをたっぷりと芯に。
仕上げにこちらも柴又名物ウナギのかば焼きやみたらし団子にヒントを得て、直火で生地をあぶるという「おこげ」のキャラメリゼを施しました。
●稲妻菱の米粉パイエクレア
私たち日本人には家紋という一族ごとのトレードマークがありますが、お寺にもそれぞれの寺紋というものがあり、帝釈天の紋は稲妻菱です。
エクレアはフランス語で「稲妻」という意味を持つお菓子。米粉で作ったザクザクパイを下敷きに、お茶漬けあられや和三盆をトッピング。
●申まんじゅう
江戸っ子らしい濃い口の黒糖醤油のおいしいおまんじゅう。
あまから味のもちもち皮と少なめの粒あん。ただの粒あんでなくこしあんをプラスすることで、あっさりと皮をひきたてる粒あんとしました。
ちょこんと小ぶりな形を、帝釈さまにお仕えするおさるさんの後姿に見立て申まんじゅうとしました。
●ふとっぱら最中
修業先である老舗京菓子司の古い伝統のレシピに自分なりのアイデアを加えて。
三日かけて丁寧に炊き上げる大納言小豆と、全国でも珍しくなった昔ながらの手焼きの最中種の香ばしい味わい。
最中は元来お日持ちのするお菓子ですが、この香ばしさを味わっていただきたく、ご注文をお受けしてからひとつずつお詰めしております。
●志遊クリーム
ザクザク食感の国産米粉を使ったクッキーシュー。生地に二種類のきなこを使うことで香ばしく仕上げました。
こっくりと滑らかなカスタードクリームのアクセントに、粒岩塩をピリッと効かせました。
●お米のロッシェ 各種
フランス語で岩山という意味の軽いメレンゲの焼き菓子。
フランスのクラシックなお菓子の一つですが、旅行でパリに行った際、現地で食べて感激。帰国後早速アレンジを加え取り入れました。
国産米粉を使用し、お砂糖を控え、さらに香ばしい具材を加えることでオリジナルよりかなり甘さを控えました。大きさもまばらで具材がゴツゴツとしていますが、これは一つずつ手作りの証です。
ローストしたくるみ味 / フランスのブルゴーニュ地方のゲランドの天然塩味 / 香ばしい自家製キャラメル味 / 豆まきの福豆が入った京きなこ味など、いくつかのお味をご用意しております。
●芋ようかん
戦前からの変わらぬレシピを今も代々守り、今日も作り続けられているおいしい芋ようかん。
余計なものは一切ないシンプルで素朴なお菓子です。使っている材料はサツマ芋、砂糖、塩の三つのみ。契約農家さんのお芋の皮を一本ずつ手剥きして、灰汁を抜き、手でつぶし混ぜ固めます。
芋の状態を見ながらあえて粗めにつぶす為、ホクホクの芋の食感が残っています。
●芋ようかんブリュレ
自慢の芋ようかんをベースに生クリームやバターを加え、カリっとこんがりブリュレに仕上げました。
香ばしくサクッと焼いた米粉のパイの下敷きが良いアクセントになります。
ご注文を受けてから一つずつ、-25℃の冷凍状態からバーナーであぶり仕上げていきます。
●野菜ソムリエのフルーツ大福
和菓子の多くは植物性の素材から出来ています。 小豆、小麦、米、芋、砂糖キビ・・・あんこもお団子も大福もお饅頭も、基本的な和菓子はみな野菜から出来ています。
そこで和菓子の道を深める一助になれば!と、野菜のことを改めて勉強し、野菜ソムリエの資格を取得しました。 ソムリエのための勉強中、農業大国としての日本の姿や国産フルーツのおいしさや素晴らしさ、日夜努力している農家さん達に出会いフルーツ大福を作り始めることにしました。
野菜ソムリエの作るフルーツ大福として。 溢れる果汁や、みずみずしさ、酸味といったフルーツの良さを最大限活かすよう心掛けたレシピとしております。 関東ではあまり使われない淡白な白こしあんや、非常にきめの細かい羽二重もちはフルーツを引き立てるための名わき役です
フルーツの旬を追うため、季節により種類や品種は変わります。 フルーツ大福の王様いちご大福では、2019年より「なつみずき」という新品種を使わせていただき、夏にもお作りしております。
漬物
●柴又ごまラー油きくらげ
ごまラー油とニンニクの効いたガツンとあとをひくピリ辛味のきくらげ。
辛いだけでなく、ちょうど良い甘さ加減と、細切りでコリコリの食感もおいしさの秘密です。
ごはんにパスタにお酒に。TVでも何度も紹介されています。
●柴又 やみつき昆布しば漬け
よくある酸味の強いしば漬けとは違い、まろやかな昆布の旨味を効かせたしば漬けです。
国産素材のきゅうり、なすをベースに少量のシソやミョウガが良いアクセントになっています。
●野菜ソムリエのきゅうり1本
野菜ソムリエの資格を持つ八百屋さんから、同じく有資格者の当店ソムリエへの野菜ソムリエリレーでお作りしているきゅうりの浅漬け。浅漬けは素材の目利きと適切な処理がポイントです。
●越後みそ漬け
辛口で冴えた赤みが特徴の越後みそを使用したみそ漬けです。塩なれしてうま味と甘味のバランスが良く、基本の味がする古の日本人の知恵が感じられる漬物らしい漬物。
昔ながらの製法にこだわり、漬け替え、天地返しを繰り返し、手間暇を惜しまず作りました。
そのままお料理の箸休めとしてご利用いただく他にも、お酒のお供や、お茶づけ、おにぎり、のり巻の具として、細かく刻んで薄切りにしたフレッシュな胡瓜・キャベツにあえて浅漬け風に、また、チャーハンのかくし味としても、おいしくご利用いただけます。
●特選国産すもも
東北地方で取れた赤々とした国産すももの実を甘酸っぱい味に漬けました。
わが園の すももの花か 庭に降る はだれのいまだ 残りたるかも
すももは春先に白くきれいな花をつけるバラ科の植物で、万葉集にも読まれる様に古くから我々日本人に親しまれています。一般的にはお祭りの夜店や駄菓子屋さんで食べた郷愁を誘う味として記憶に留めている方も多いかと思います。
当店のすももは夜店の昔懐かしい味を再現しつつ、肉厚の国産素材にこだわり食べやすいよう酸味を調整してあります。
●灘のなら漬け
江戸時代から続いている灘の酒蔵の樽出しのなら漬。
なら漬は関西を中心に多くのメーカーが作っていて、昔からそれぞれが独自の酒粕や手法で漬けているために各々味の個性がある漬物です。当店は数あるメーカーの中から、安全性や素材へのこだわりはもちろん、酒粕本来の豊潤な香りと自然な甘み、さっぱりとした後味を味わえるこのなら漬をセレクトいたしました。
鉄板であるウナギのかば焼きのお供としてもおいしく召し上がっていただけますが、我が家では手巻き寿司の芯としても活用しております。
●炒りぬかたくあん霧島
昔ながらの正統派のおいしいたくあん漬けです。たくあんの原料である大根は冬こそ旬です。
南九州は鹿児島の契約農家さんが収穫した新鮮な大根を、霧島連山特有の寒風おろしで干し上げ漬け込みます。
干し大根の旨味と香ばしい炒りぬかの風味を生かすため甘さを控え目に仕上げました。
●レモンらっきょ
らっきょうの名産地として有名な福井の三里浜産。
当店独自に皮まで食べられるオーガニックレモンと一緒に漬けこむことで、成人病やがん予防に効果があるとされている栄養素はそのままに、らっきょう独特のにおいを和らげ食べやすくしました。平成22年のデータで、福井県は健康寿命 全国男性3位・女性4位に輝いています。 福井の食生活の良い部分を取り入れてみては?
●浅漬け 塩ザーサイ
ザーサイはからし菜の一種で、韓国漬物であるキムチ同様 中国の伝統的漬物として日本にも根付いています。中国では割とポピュラーな家庭の漬物料理として親しまれているようです。
通常塩漬け後に甕で熟成・本漬けされる漬物ですが、当店のザーサイは収穫されたばかりの旬の状態をそのまま浅漬け風さっぱり味に仕立て、ポリポリとより食べやすくアレンジしてあります。
●カリカリ梅
カリカリ梅は原料となる梅の実の若さと新鮮さが重要です。目で見て、手で触れて、かじってみて、適切な梅の若さを見極めます。
集荷してからも梅は熟度が刻一刻と進むので、細心の注意を払い、カリカリ梅の爽快な歯ざわりを維持しております。
上質な国産の梅を使って、あえてあまり味付けをせず、素材を生かしたさっぱり自然なお味に仕上げました。
●からし小なす
厳選した皮の薄く柔らかい一口小なすを一粒一粒へたをとってから塩漬けし、たっぷりのからし床で丁寧に漬け込んだ逸品です。
上質なからし粉、酒粕、調味料等で漬け込み、独特の味と風味を出しています。口に入れると鼻にツンと一度抜けるような辛味と小なすの野菜本来の旨味をお楽しみいただけます。
●梅干にんにく
良質の梅肉と本がつお、北海道産昆布を加えた、甘酸っぱく旨味のあるにんにくの梅干漬けです。にんにく特有の匂いも大幅に取り除き、食べやすくさほど気にならないと思います。
梅かつおの酸味、香りの良さ、そしてにんにくのカリッとした歯ごたえが食感も良く、美味しく仕上げてあります。
にんにくは古来から滋養強壮に良い食べ物とされております。健康に過ごすためのルーティーンとして、必ず毎日5粒食べるというお客さまもいらっしゃいます。
梅干味の他、香りのよいたまり醤油味、昔懐かしい味噌味もございます。
●かつおごぼう
厳選した国産の若掘りごぼうを新鮮なうちに漬けこんでいるため、繊維が柔らかく風味が豊かに仕上がっております。
ごぼうの豊富な食物繊維には、腸内を整え活性化させる効果もございます。
甘口の本醸造しょうゆは、歯切れの良い食感とごぼうの皮に残る旨味と香りを、とてもよく引き立てます。濃い口のたまり醤油味もご用意しております。
そのままおつまみとして召し上がれますが、料理の具材(サラダや天ぷらなど)としても和・洋の料理にぜひご利用ください。
●青とんがらし漬け
厳選された青唐辛子をぴり辛のお漬物にしました。風味の良いトウガラシがピリッと効いており、当店のお漬物の中でも図抜けて辛いお味となります。
こちらのストレートな辛さは好き嫌いがあるかもしれないですが、辛いものがお好きな方は必ずハマるお漬物です。
また辛味の奥にしょうゆ漬け唐辛子の旨味もあるので、ご飯のお供の他にもこちらのお漬物もお料理に使っていただけると思います。
●梅かつ
上質な梅干しとかつお節を和えたまろやかな旨味をたたえた梅味のペーストです。
梅干しは減農薬で栽培された特別栽培の和歌山県産南高梅を、かつお節は焼津産の削り節を使用しております。非常にシンプルな配合であるため素材の良さがストレートに出ており、スーパー等で売っている安い価格帯の梅干しペーストとは似て非なるものです。
当店では50年以上前から販売しているベテラン商品ですが、リピーター様がとても多く化粧瓶入りなので御贈答用としても喜ばれている商品です。
●蕗のとう
ANA 機内食に採用されている商品です。
当店で50年選手の大ベテラン商品になり、昔ながらの変わらぬ商品ですが非常にリピーターの多い上品な名物です。
早春残雪の下に萌えた蕗の蕾を佃煮にしたもので、仄かなる苦みと風雅な香りがあり お酒のおつまみ、お茶漬けなどにとても良く合います。
●みそ生姜
医食同源。
生姜のパワーで冷え性の方にはうれしい、食べるだけで身体の芯からポカポカとしてくる美味しいお薬です。
また、さっぱりとした生姜特有の風味と香りで、夏場あっさりとご飯を召し上がりたい場合などにもうってつけの商品です。